カゼクサが多摩川の土手に残っていました
カゼクサだと思っていたら、外来種のセイバンモロコシであったという記事を8月1日に書きました。私が徘徊する多摩川原橋から稲城大橋までの間の多摩川の左岸は、見渡す限りセイバンモロコシがはびこっています。
日本に昔からあるカゼクサはもうなくなってしまったのかと思い、稲城大橋より上流を探してみました。すると海から30km付近の土手にカゼクサが群生しているのを見つけました。セイバンモロコシに比べて華奢で弱々しい姿ですが、風に揺れてしなやかに、そして大きく波打つ様を見て、在来種もしっかり残っていたことに安堵しました。
しかし、もうじきここも草刈りが行われることでしょう。その跡に果たしてカゼクサが生えてくるのでしょうか、それともセイバンモロコシにとってかわられるのでしょうか?
河原の方は、7月末にすっかり草刈りが終わったようです。草刈り後の川沿いの通り道には、カゼクサと思われる株が並んでいました。踏まれに強いというカゼクサの株のように思われますが、果たしてどんな穂が出るのでしょうか。もしかしたらセイバンモロコシに打ち勝って、ここにカゼクサが群生するかもしれません。
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