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2017年3月29日 (水)

河原の菜の花はセイヨウアブラナかセイヨウカラシナか

河原に咲く菜の花のほとんどはセイヨウアブラナかセイヨウカラシナですが、例によって両者の区別は難しそうです。花よりも葉っぱの状態で区別するのがよさそうです。しかし葉っぱと言っても、根元にある下部の葉っぱと、花に近い上部の葉っぱとでは形が変わっています。

セイヨウアブラナは、上部の葉は基部が広く耳型になり、茎を抱きます。根元の葉っぱの縁は波打つことはありますが、鋸歯(ギザギザ)はありません。花は、セイヨウカラシナよりも大きく、花が固まって咲くそうです。花の時期はセイヨウカラシナよりは早めのようです。

セイヨウカラシナは、上部の葉の基部は茎を抱きません。下部の葉っぱは大きく、羽状に分裂し、縁に鋸歯があります。上部の葉っぱは全縁です。花は、セイヨウアブラナよりは小さく、茎にパラパラと棒状に咲くそうです。

しかし、実際には様々な交雑が進んでいて、葉っぱの形も複雑になっています。一般的には、畑ではなく、河原などに咲いている菜の花はセイヨウカラシナが多いそうです。

以下は多摩川の堤防の石垣に咲いていた菜の花の写真です。葉の縁に鋸歯があり、茎を抱いてはいませんので、セイヨウカラシナと思われます。

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以下は、その近くの河原に生えていた物です。交雑して複雑な葉の形をしたセイヨウカラシナかと思いますが、別の種類かもしれません。

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更に以下の写真は3月の初めに、これらとは離れた河原で撮影したものです。当初はイヌガラシかとも思ったのですが、これも交雑したセイヨウカラシナかもしれません。

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