ナワシロイチゴを見つけました
多摩川の河原で除草されなかった草藪の一角に、蔓性の植物を見つけました。苺の葉っぱに似ています。ヘビイチゴは黄色い花を付けますが、この草花は花がよくわかりません。萼が開いて白い花弁のようにも見えますが、花はどうも赤紫のようです。調べてみたら、ナワシロイチゴと分かりました。苗代のころに赤い実が熟すことからこの名がついたそうです。茎や葉など全体に毛と刺が密生します。
とにかくこのナワシロイチゴ、萼が開いても、5枚の花弁は雄しべを包んだまま開かないのです。閉じた花弁の先端部から雌しべの柱頭が顔を出しています。やがて花弁が落ちると雄しべの葯が開き、受粉が終わると雄しべが枯れ始め、萼が閉じてきて、実を結ぶことになります。
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