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2018年4月17日 (火)

スイバの雄花、雌花

スイバは雌雄異株です。花が咲き始めてようやくスイバとギシギシを区別できるようになったら、今度は雄株と雌株を区別することになります。これについては、昨年4月15日に報告しましたが、雄花と雌花の違いについて、まだ納得できてはいませんでしたので、今年もう一度自分なりに整理してみました。

雌花の特徴は、3個の柱頭が細い糸状に分かれることです。糸の基部は赤色ですが、先は白っぽくなります。そして受粉後は外花被片は後方に反り返り、内花被片は団扇状になって果実を包みます。今の時期では雌花の多くは受粉を始めていますので、どこかが団扇状になっています。したがって一つでも団扇状のひらひらがついていれば雌花だという事になります。見渡せばほとんどの花にひらひらがついています。そうなると大部分が雌株で、雄株はわずかしかないと思われます。また、花の色は赤みがかったものが多いですが、あまり赤くならないで緑のひらひらがついているものがあります。そんな株はギシギシと間違いやすいです。なお、昨年は糸状の柱頭の写真が取れましたが、今年はうまく撮れませんでした。以下の写真は雌花と雌株です。

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これに対して雄花の特徴は、鈴のような丸い蕾が割れると、6枚の花被片が開き、中から6個の黄色い葯が現れることです。したがって、ひらひらのついていない花の中から(6枚の)花被片がはっきり見られれば、雄花と判断して良さそうです。さらに今年は、黄色い葯の写真を撮ることができました。なお、雄花は赤みが少ないとされますが、赤い色の花もたくさんありました。以下の写真は雄花と雄株です。

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コメント

2021年4月27日に[スイバが織り成すジャワ更紗の景色」について投稿しましたので、これも見ていただければ幸いです。

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