ノビルが蕾を付けています
小さい子供のころ育った田舎では「ノビル」を「ねんぶる」と呼んで食べていた記憶があります。それが「ノビル」だと分かったのは最近です。ノビルはユリ科ネギ属です。
多摩川の土手では3月の初めから枯れ草の中から長い葉を出しており、これをほじって採ってって行く人もちらほらと見かけました。
5月に入ると、周りの草も伸びてきましたが、ノビルの茎も伸びて、ネギ坊主のような蕾を付けました。
その後土手は除草が行われ、ノビルは無くなってしまいましたが、除草を逃れたところでは茎はさらに伸び、ネギ坊主の皮がむけるとムカゴ(珠芽)と呼ばれるものが現れています。そこから本当の蕾が出てきて花が咲くようです。しかしここも、もうすぐ刈り取られてしまうかもしれません。
なお、ネギ坊主は最近見かけなくなりました。下の写真は2005年4月末、近くにまだネギ畑があったころの写真です。
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