今年もヤブカンゾウの季節になりました
ヤブカンゾウはユリ科ワスレグサ属で、有史以前に中国から帰化したとされています。大きな八重咲きの花です。雄しべと雌しべが花弁化して八重咲きになったということですが、完全に花弁化していない雄しべもまじっています。花は一日だけ咲いて、萎んでしまうので切り花には向かないようです。多摩川の土手にはたくさんの花が咲いていますが、その周りには萎んだ花もたくさんあります。
色は「かんぞういろ(萱草色)」というオレンジがかった独特の色をしています。「萱草を見ると憂いを忘れる」という中国の故事から、「ワスレグサ」とも呼ばれ、平安時代は喪の色とされていたそうです。
« ネムノキの花は幻想的です | トップページ | ノカンゾウも咲いています »
「周辺の植物」カテゴリの記事
- クサフジの実がぎっしりです(2022.07.19)
- ナワシロイチゴの実がなっています(2022.07.10)
- 小さなクルミの木に実がなっています(2022.07.06)
- トウネズミモチの白い花が輝いています(2022.07.05)
- 多摩川原橋上流のノイバラ(2022.06.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント