道端のタンポポはセイヨウタンポポです
昨年の今頃、多摩川の河原で見つけたタンポポは皆在来種でした。草叢の中のロゼットからずんぐりとした短い茎を出して花を付けていました。今年も多摩川の河原にはたくさんの在来種が花を付けています。以下は在来種の写真です。
最近道路端の植え込みの中に、比較的背が高くて大きなタンポポが咲いているのを見かけます。これらの外総苞片を見ると反り返っているので、在来種との区別ができます。在来種でも花の盛りを過ぎると、外総苞片が反り返るようですが、セイヨウタンポポは蕾の時から反り返るのが特徴です。
セイヨウタンポポはヨーロッパ原産で、日本では1904年に北海道で確認されたそうですが、在来タンポポとの競合や交雑、アレロパシー作用で在来種を駆逐するなど、日本の侵略的外来種ワースト100に指定されているそうです。他のタンポポとの雑種も多く、日本で見られるセイヨウタンポポの8割以上は在来タンポポ との雑種だという説もあるようです。以下はセイヨウタンポポの写真です。
« ツクシを見つけました | トップページ | 小さな白い花は、ハコベ、ミミナグサ、タネツケバナ »
「周辺の植物」カテゴリの記事
- クサフジの実がぎっしりです(2022.07.19)
- ナワシロイチゴの実がなっています(2022.07.10)
- 小さなクルミの木に実がなっています(2022.07.06)
- トウネズミモチの白い花が輝いています(2022.07.05)
- 多摩川原橋上流のノイバラ(2022.06.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント