キキョウソウとヒナキキョウソウ
ブログに周辺の植物を投稿し始めてから4年が経ち、もはや新しく見つける草花はほとんどなくなってしまいましたが、最近多摩川の河原で、あまり見かけない草花を見つけました。ひょろっとした茎の先に紫色の小さな花を付けた様は、マツバウンランのようにも見えますが、花弁は5枚です。調べたらキキョウソウと分かりました。いつもの春の除草が遅れたので残っていたのか、それとも昨年秋の台風の浸水で種が運ばれたのかはわかりませんが、一つだけでなく、草叢に群生していました。
ここでも例によって、キキョウソウとヒナキキョウソウという紛らわしい2つの種類があることが分かりました。どちらも北アメリカ原産の外来植物です。両者の大きな差異は花の付き方で、キキョウソウはダンダンギキョウという別名があるように下から順次上の方に咲いて行き、同時にいくつもの花を付けますが、ヒナキキョウソウは多くの蕾は付けますが、開花するのは最上部の一つのみという事です。花の形はキキョウソウの方が丸みがあり、ふっくらしていますが、ヒナキキョウソウの方は細くて反り返っているという事です。また、葉っぱはキキョウソウは無柄で広く丸みがあって、茎を抱くのに対し、ヒナキキョウソウは無柄だが幅が狭くて細く、茎は抱かないという事です。
そこで撮ってきた写真を見ると、どうやらキキョウソウとヒナキキョウソウが混じっているようですが、キキョウソウの方がかなり少なめでした。撮影は皆6月8日です。
キキョウソウと思われるもの。
ヒナキキョウソウと思われるもの
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