クルミの花の季節になりました
多摩川を訪れるたびに花や実の成長を楽しみに眺めていた、いつものクルミの木は昨年(2020年)伐採されてしまいました。これは伐採される直前の昨年7月の姿です。
今では切り株もすっかり古びてしまい、そこにヒコバエが生えてきています。
しかし、多摩川にはクルミの木がたくさんあり、この切り株の近くにも2本のクルミの木が残っています。
橋の近くの方の樹には、あの特徴的な雄花は見当たりませんが、雌花を付けており、実が膨らんでいました。
橋から遠い方の樹には雄花が目立ちます。雄花だけかと思ったら、僅かに雌花もついています。
クルミの雄花と雌花は、自家受粉を避けるために同時には咲かず、大体雄花の方が早いようなので、橋の近くの樹は、もう雄花の時機が終わってしまったのかもしれません。切られてしまったクルミの木は、雄花と雌花を同時に見ることができる貴重な木だったので、残念です。でも多摩川には、まだたくさんのクルミの木が残っていますので、これらが花を付け、実が成るのを楽しみにしています。
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