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多摩川原橋の上流のいつもの場所にナワシロイチゴを見つけました。ノイバラと場所を分け合うような形で、地面に蔓を這わせています。初めてここでナワシロイチゴの花を見つけたのは5年前の5月でした。ナワシロイチゴとは田植え前の苗代を作るころに実がなることからつけられた名前で、別名サツキイチゴとも呼ばれます。撮影したのは6月下旬ですが、今年はもう梅雨も明け、すっかり夏になってしまいましたが、たくさんの実を見つけることができました。この実は食べられるようです。
クルミの木といえば、稲城大橋の上流にある1本のクルミの木が好きで、毎年花や実の写真を撮り続けてきました。然しこの木は2020年秋に伐採されてしまいました。でもその周辺にはまだいくつかの小さなクルミの木が残されていて、実をつけていました。
今度はその下流、多摩川原橋の方に行ってみました。この辺りにもクルミの木がいくつかあり、茂った葉の間から実がなっているのが見えました。このなり方だと今後花もたくさん咲くでしょうから楽しみです。
稲城大橋上流のノイバラについては6月15日に報告しましたが、今度は多摩川原橋付近に行ってみました。2年前の7月(撮影は6月)に報告した所です。その時は緊急用河川敷道路が台風で崩されていましたが、今回はきれいに整備されていました。そして以前と同様に、脇の草叢からノイバラがはい出して花をつけていました。生命の力強さを感じさせます。
ハルシャギクは多摩川のいろいろなところに群生しています。今年は親水公園の近くの川原で、刈られた藪の跡の草原に群生していました。以前の背の高い藪にはキジが見られました、今は一面のハルシャギクです。
ハルシャギクは黄色の舌状花(花びら)の中央に褐色の丸い目のような模様があることからジャノメソウという別名があります。ところがこの蛇の目のサイズは株ごとにばらばらで、大きいものから小さなものまで様々です。
舌状花に模様の無いものもあり、一見オオキンケイギクと間違えそうですが、中央の管状花(筒状花)の色がオオキンケイギクは黄色であるのに、ハルシャギクは褐色で、やはり小さいながらも目玉の格好を保っています。
参考 オオキンケイギク
ヒナキキョウソウは2020年7月の報告ではじめて確認しました。どこにでもありそうで、見過ごしてしまいそうな小さな花ですが、意識して探そうとするとなかなか見つかりません。今回は、多摩川の土手付近で草むらの中に取り残された古いレンガ敷の石畳の隙間に顔を出していました。前回の報告ではキキョウソウもありましたが、今回見つけたのはヒナキキョウソウだけでした。
ノイバラはツル性ですが、全く上に伸びないで専ら地面を這うタイプと、上に伸びて2メートルくらいの茂みを作るタイプとがあるように思われます。どちらも花や葉の形は同じに見えます。こんもりとした木になるタイプのほうが花期が早く、5月には花盛りになります。
ところが、地を這うタイプの花期はそれより遅くなるようです。今年はまだ行っていませんが、多摩川原橋上流の地を這うノイバラの撮影は2020年6月でした。
今回は稲城大橋付近やその上流の土手で地を這うノイバラが花盛りでした。これらは一見茂みに見えても、地面にへばりつき、ツルを這わせています。
オトギリソウは多摩川原の藪の中に黄色い花をちらつかせています。よく見かけるのですが、あまり報告してこなかったので、2018年5月20日が最後のようです。なんとなくカワラサイコに似ていますが、オトギリソウは薬草すなわち毒草だということもあり、全体がごつくて荒々しく、しかも花びらの縁にある黒っぽい点が恐れを感じさせます。
以下は昨年6月に撮影したものです。
ワルナスビといえば多摩川の草原一面に群生している姿が思い浮かびますが、草原一帯の除草が徹底されたためでしょうか、ひところのような群生が見られなくなりました。今年も除草の直後で、しかも時期が少し早いのか、ワルナスビが見られるのはほとんどが藪の中です。もっとも、ワルナスビの花期は長く、秋まで咲き続けますので、これから草原での群生が見られるかもしれません。なお、写真には昨年6月撮影のものも含みます。
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