周辺の動物

2021年5月 8日 (土)

多摩川のキジ(雉)は健在です

久し振りに多摩川でまたキジ(雉)を見つけました。最後にキジに出会ったのは2018年の6月でした。それ以来、遠くでキジの鳴き声を聞くことはありましたが、姿を見ることはありませんでした。

特に昨年はキジが住んでいると思われる一帯の樹や藪がきれいに伐採されてしまいました。そのため、そこに住んでいた鳥たちも居なくなったと思いました。今まで聞こえていた鶯の鳴き声が全く聞こえなくなったので、当然キジも居なくなったのだろうと思っていました。ところが、突然「ケーン、ケーン」という声がしました。しばらく待っているとまた聞こえました。

今まで中州になっていたところが今は岸と繋がっていて、林は伐られましたが、藪がいくつか残っています。そのあたりで鳴き声がするので、近づいてみました。すると一羽の雄が立ち止まっていて、時々羽を震わせて鳴いていました。多分その辺に巣があるのだと思います。未だキジが残っているのを知って安心しました。

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初めて多摩川でキジを見たのは2016年7月で、そのときは雌でした。巣があるのならば、やがて雛も見られるかもしれないと、期待が膨らみます。

2020年4月 3日 (金)

野川の桜とバン

野川の桜は有名で、2017年4月15日に報告しています。今年は3月25日に、その時と同様に調布飛行場から野川公園の下流あたりを歩いてみました。コロナウィルスの心配もあり、歩いている人はこの時期にしては少ないようでした。何年か前は、人ばかりか花ももっとにぎやかだったように思います。かなり枝が切られ、川の上に覆いかぶさったような枝が少なくなったような気がします。野川の川岸にソメイヨシノが植えられたのは1969年だそうですが、もうだいぶ古くなって、樹自体が切られたものも沢山あるようです。

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野川では人出も少なかったのですが、鳥も少なく、いつも見られるコサギやカモ類もほとんど見られませんでした。たった一羽、嘴の赤いバンを見つけました。バンは2014年7月に武蔵野の森公園で出会って以来です。泳ぎながら羽をばたつかせていましたが、バンの脚には水かきがないので、羽を震わせて泳ぐのでしょうか。

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2019年5月24日 (金)

クサフジとマルハナバチ

5月も下旬になり、親水公園もきれいに除草されました。

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然し河原や水際など刈り残された草叢には、まだクサフジの花が咲いています。今年はクサフジが元気で、4月27日に報告しています。それからずっと咲き続け、こんもりとした紫色の茂みをいくつか見ることができます。

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本物の藤の花ではよく見かけるマルハナバチが止まって蜜を吸っていました。

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2018年10月 9日 (火)

平凡な昆虫です

ブログを始めた当初は、周辺の植物や動物を撮影してアップロードするつもりでしたが、動物の方はなかなか写真が撮れず、アップロードの数はぐっと少なくなっています。キジのように、一度で何枚かの写真が撮れれば記事になりますが、蝶やトンボは、やっと1枚取れただけのものが多く、なかなか記事になりません。また周辺の昆虫も、いつも見慣れた平凡なものが多いので、あまり記事に出来ません。そのような平凡な昆虫の写真ですが、まとめて掲載します。

昔はモンシロチョウがいっぱいいましたが、最近ではあまり見かけません。むしろモンキチョウの方をよく見かけます。

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シジミチョウやセセリチョウは多いのですが、あまり写真の題材にはなりません。

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ツマグロヒョウモンは秋口に多く見かけた年もありましたが、今はそんなに見かけません。秋になると色褪せたクロアゲハ?が、ヨタヨタと飛んでいます。

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ジャノメチョウは羽の裏と表で模様が違うものが多く、この模様はヒメウラナミジャノメです。

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飛んでいるトンボはとても写真を撮れませんが、長く止まっていてくれれば写真を撮れます。上はシオカラトンボの雄で、下はミヤマアカネですが、赤トンボにはなっていません。

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最後はオンブバッタですが、雌だけで、おんぶしている雄は見当たりませんでした。

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2018年6月30日 (土)

またまたキジに出会いました

多摩川の親水公園近くで、草原を歩いている鳥を見つけました。2年前にこの近くの草原で雌のキジを見つけましたが、今度は色鮮やかな雄のキジです。また、4月に雄のキジを見たのは、人の入れない藪の彼方でしたが、今回は除草された草原です。離れてはいますが、私とキジとの間を隔てるものはありません。ひょこひょこと歩いては、木の茂みに駆け込んで様子をうかがい、また草原に出ては、木の陰に潜んでいます。そして、羽を震わせて、大きく「ケーンケーン」と鳴きました。茂みに入ったまま飛び立つこともなく、見えなくなりました。もしかしたら、雌も近くにいるのかもしれませんし、更にひょっとしたら巣があるのかもしれません。

この付近には、釣り人も多くおり、ジョギングしている人も撮影している私のそばを通り過ぎましたが、誰もキジには気が付かなかったようです。

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2018年5月26日 (土)

野川公園でアオダイショウに出会いました

野川公園の売店の脇を通って正門へ続く、舗装された道の上を堂々と大きな蛇が横切っていました。まっすぐに伸びて進みますが、その長さは道幅の半分以上に達し、優に1mを超えていました。車も通る道幅なので、2m近くあったのかもしれません。たまたまそのときは4Kのビデオカメラで撮影しましたので、不気味な舌をベロッと出す瞬間をとらえることができました。別に急ぐ様子もなく、悠々と道を渡って植え込みの中に消えてゆきました。その先は公園の外で人家が並んでいます。見ていたのは私だけでした。

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2018年4月19日 (木)

確かに多摩川にキジ(雉)はいます

多摩川やその周辺の、藪や林の中からいろいろな鳥の鳴き声が聞こえてきますが、姿を見たことがありません。「ホー・タッキュウビン?」と鳴く鶯がいて、思わず笑ってしまいました。「?」を付けたのは、語尾が上がって、質問しているように聞こえたからです。

これらの鳴き声に混じって、「ケーン、ケーン」と甲高い声が聞こえました。もしかしてキジではないかと、耳を澄ますと、しばらくしてまた聞こえました。なおも耳を凝らすと遠く近くに複数の声が聞こえます。藪を見通せる個所から覗くと、遠くに黒っぽい大きな鳥がいます。少し歩いては止まり、やがて「ケーン、ケーン」と2度鳴いて、羽を震わせました。確かにキジです。私のカメラでは、ほんの小さくしか写りませんでしたが、キジの雄であることが分かりました。それっきり見失いましたが、鳴き声はまだ続いていました。今は繁殖期なのでしょう。

一昨年、河原で雌のキジを見つけてびっくりしたことを報告しましたが、確かにキジは多摩川に住んでいると思われます。

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2018年2月21日 (水)

いつもの場所にはいつもの鳥しかいません

多摩川の上流、調布市のあたりを歩いてみましたが、かわり映えしません。二ヶ領上河原堰付近には首の短いヒドリガモの群れが泳いでいました。そこにはオオバンも混じっていました。

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岸辺に二羽のカワウが並んでいました。カワウは繁殖期になると頭部と腰部に白い繁殖羽が生じ、目の下の露出部が赤くなり、更に喉の色が黒っぽくなるとされていますが、一羽はまさにその通りの姿でした。しかし雌雄の区別は難しく、この2羽がつがいかどうかもわかりません。

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河原をチョンチョンと飛び回るツグミも、近頃では珍しくなくなりました。

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2018年2月 6日 (火)

オオバンの群れが泳いでいます

立春を迎えましたが、多摩川の水はまだ冷たそうです。いつものように水鳥の群れが泳いでいました。今までずっと鴨だと思っていましたが、よく見るとオオバンです。水鳥が泳いでいる姿は、みんなカモに見えてしまうのですが、黒い鳥はカワウであったりオオバンであったりするようです。昨年3月13日に、オオバンを初めて識別したことを報告しました。今回はその時より3km程度上流ですが、親子連れが群れを成していました。冷たい水の中を気持ちよさそうに泳いでいて、子供たちがスイスイと前に進むのを親鳥が見守りながら近くを泳ぐ姿が、ほのぼのとした気分にさせてくれました。

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2017年9月29日 (金)

多摩川の鳥たち

多摩川周辺で草花の写真を撮っていますが、多摩川には何種類もの鳥が集まっていますので、鳥にも時々レンズを向けます。しかし、遠いのと動いているのとで、なかなか良い写真が撮れません。

多摩川の河口から約26kmのところにある二ヶ領上河原取水堰の上流は人造湖になっています。取水口は右岸にあります。左岸には固定堰が作られ、滝になって水が流れ落ちています。ここは水鳥たちのたまり場です。色々な種類の水鳥たちが仲良く集まっていました。灰色のアオサギ、大きなダイサギ、小さなコサギ、黒い羽を広げたカワウが確認できました。

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これより3kmばかり上流にある、北多摩一号水再生センターの水門からの排水路の出口には、いつもカワウが休んでいます。ここはどうもカワウだけのたまり場のようです。

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更にコサギの藪から飛び立つ姿と、カラスはおまけです。カラスは眼がやっと撮れました。

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